会社概要

COMPANY

社長挨拶

弊社は1940年に個人事業主として創業、1947年に法人設立し、一昨年の2020年に創業80周年を迎え、現在に至ります。

『紙』は古来より、情報の記録や伝達の用途として使用されてきましたが、昨今のデジタル化によりペーパーレスという言葉をよく耳に致します。

紙に携わる私たち『紙卸商(かみおろししょう)』にとっては、非常に耳の痛い言葉です。

しかし、私たちの生活において『紙』に目を向けるとまだまだ多くの紙が使用されております。


紙の主要用途である、本や雑誌、チラシ、カタログ、パンフレット、紙箱、紙袋、包装紙などの他にも身近に使用されている紙は多く存在しています。

お酒などの瓶のラベルや洋服などのアパレル商品のタグ、おもちゃの箱、バレンタインチョコの箱など、紙として認識されず商品と一緒になっている『何か』として紙は多く使用されており、『紙』として気付かれないまま私たちの生活に無くてはならない存在になっているのです。


「紙はアナログだから、デジタルには勝てない」と思われてしまいがちですが、紙の良さは人の五感に静かに語り掛け、人と人、人とモノを繋ぐ、デジタルに強く勝る良さがあります。


手に持ったときに感じる紙の肌触りや温もり、耳に伝わる紙をめくる音、鼻で感じる紙独特の匂いや印刷されたインクの匂い、目で見て感じる紙の光沢や色柄、誤って口の中に入ってしまったカステラの敷き紙の味、様々な楽しみや思い出を『紙』は私たちに与えてくれています。


私たち吉川紙店は身近な紙が遠い存在になることがないよう、主要事業の紙卸業だけでなく、保有ライセンスの倉庫業と運送業を活用した事業も展開し、幅広い顧客様へ紙の良さを伝えていきたいと考えております。


創業80年以上の実績と知恵を活かし、現在はまだ小さな子供たちが大人になるこれから先の未来においても、紙の良さを残すこと、紙がこれからも身近に残っていることを願いながら、『紙』のプロフェッショナルとして地域・社会へ貢献して参ります。


代表取締役吉川 千富